基本情報

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大井 康浩

Ooi Yasuhiro


キーワード

精神疾患発症への歯周病の関与, 精神免疫疾患(精神疾患発症への免疫系の関与)、歯周病と神経変性疾患

所属組織 【 表示 / 非表示

  • 2000年04月01日 ~ 2007年03月31日,歯学研究科 統合機能口腔科学専攻,助手,専任

  • 2007年04月01日 ~ 2012年03月31日,歯学研究科 統合機能口腔科学専攻,助教,専任

  • 2012年04月01日 ~ 継続中,歯学研究科 口腔科学専攻,助教,専任

学歴 【 表示 / 非表示

大阪府立大学 工学部 応用化学科-物理化学専攻-ロケット燃料の統計力学的研究 卒業 1983年03月
大阪大学 歯学部 歯学科 卒業 1989年03月

職歴 【 表示 / 非表示

大阪大学助手 1993年12月 ~ 継続中

研究内容・専門分野 【 表示 / 非表示

  • ------------------《論文の説明》------------------
    ****≪歯周病≫母体感染の統合失調症発症への関与に関する論文****
    【11.7 T MR Imaging Revealed Dilatation of Virchow-Robin Spaces within Hippocampus in Maternally Lipopolysaccharide-exposed Rats.
    ①統合失調症(歯周病菌内毒素母体投与)モデルラットを用いて、仔ラット海馬歯状回において、炎症のMRI指標と注目されているVirchow Robin spaces (VRS)拡大が幼若期まで認められた。このことは下記1, 2の事項を示唆しています。
    1:母体の歯周病が子の免疫系を暴走(炎症の慢性化)させ、歯状回の神経新生を阻害することにより、情動に影響を及ぼす。
    2:歯状回のVRS拡大が、統合失調症診断の客観的指標(本論文ではMRI画像診断)である《現在、精神疾患診断の客観的指標は確立されていない》
    [VRSは免疫系と中枢神経系の接触部位の一つであり、そして統合失調症患者において、脳に軽微な炎症が報告されていることから、歯状回におけるVRS拡大は、統合失調症発症機構の解明にとって重要な現象であると考えられる]
    ②精神疾患発症における免疫系の関与(精神免疫疾患(造語)) をdiscussionしています。
    [統合失調症は単一疾患ではなく、症候群であると指摘されており、DSM-Ⅴ(米国精神医学会の診断基準)では、統合失調症やその類縁疾患を連続体(Spectrum)とみなし、軽症から統合失調症までの“統合失調症スペクトラム(Schizophrenia Spectrum)”としてまとめている。そして多くの疾患同様、環境と遺伝子の相互作用により発症する多因子性疾患であり、母体感染も環境因子のひとつと考えられています。]
    ③雑記
    統合失調症モデルラットにおけるマイクロキメリズムの関与とともに『免疫系の暴走』を『自然免疫』『体液性免疫』『細胞性免疫』の3種にわけて検討します。

    *****************
    【In vivo magnetic resonance imaging at 11.7 Tesla visualized the effects of neonatal transection of infraorbital nerve upon primary and secondary trigeminal pathways in rats.
    ①臨界期における末梢神経(三叉神経)の損傷が、延髄~視床レベルでの三叉神経関連の神経に及ぼす影響をMRIにより可視化しています。
    ②末梢神経損傷が中枢神経系に及ぼす影響を、MRIを用いて、非侵襲的に可視化する方法を示唆しています。

    *****************
    【Optical Coherence Tomography Reveals in vivo Cortical Plasticity of Adult Mice in Response to Peripheral Neuropathic Pain.
    Optical Coherence Tomography (OCT, 光干渉断層画像診断法)は齲蝕の非侵襲画像診断機器としても用いられています
    ①三叉神経痛は神経因性疼痛の一つとされ、その神経因性疼痛モデルラットの大脳皮質における可塑的変化をOCTにより可視化しています。
    ②OCTを用いて、現在、脳の血流測定、血管の形態の抽出を試みています。

    ------------------《試みた実験系》------------------
    【CREST(次世代無侵襲・定量的脳機能イメージング法の開発;平成19年~平成23年)参加中に私自身が発案計画(詳細な記述準備中)し、試みた実験】

    ①スピンクロスオーバー現象を利用したMRI温度プローブの開発
    生理的温度範囲内において、遷移金属の磁気的性質が急激に変化する物質(例:ヘモグロビン)を選択して、スペクトル温度依存性を測定した。この実験は、NMR(MRI)の化学シフト温度依存性は小さく、神経活動に伴う微小な温度変化を検出することは困難であるので、スピンクロスオーバー現象を生じる分子による測定の可能性を検討する為に行った。また一般に生理的温度範囲内で酵素活性の温度感受性が高く、スペクトルの温度依存性が高い酵素が報告されている。

    ②磁化移動を利用した、新規神経機能測定の開発
    水分子は並進、回転、振動など運動が激しく、磁化移動は少ないと考えられ、細胞膜の脂質の、磁化移動が生じやすい環境を利用した神経機能測定技術の開発

    ③モデルラットを用いて、精神疾患を中心に神経疾患における免疫系の関与を可視化、解明を目的とした研究
    免疫細胞のローリング現象の可視化(平成20年)、血液脳関門透過性と神経疾患、その他

    ④歯周病と神経変性疾患(青斑核(初発部位))
    神経変性疾患:認知症、アルツハイマー病、パーキンソン氏病、多発性硬化症など指し、神経炎症により細胞が変性/脱落し、高次脳機能障害を伴う疾患の総称。
    現在投稿中の論文は精神疾患と神経変性疾患が歯周病の関係の基礎的な実験を論文しています。それは歯周組織特有の構造から発症への関与を示した論文となっています。
    精神神経科学関連

  • チロシンのニトロ化は不可逆反応である事は60年以上前に証明され、化学の教科書にも記載されているが、土壌細菌および哺乳類はTNTの脱ニトロ化酵素を有していることも知られている。πーπ*遷移を生じやすい環境で脱ニトロ化が生じると考えられ、その環境は酵素のactive zone中に存在しやすく、水溶液中では存在しない事は容易に推測される。その環境を想定した溶液を使ってのNTの脱ニトロ化の研究

  • 動物用11.7T MRI(ラット)を用いて下記の研究を実施しています。
    ①三叉神経、味覚、嗅覚の経路を全て可視化する。
    現在はバレル、バレロイド、バレレッタのMRIによる可視化を試みています。
    ②MRIによる精神疾患診断法の開発
    MRIによる解剖組織学的、脳機能的な診断法の開発を行っています。
    ③免疫系と中枢神経系の相互作用という観点から、精神免疫疾患発症機構の解明を試みています。
    (注:精神免疫疾患という疾患名は存在しません)
    薬理学関連

所属学会 【 表示 / 非表示

  • 日本核磁気共鳴学会

  • 日本神経科学学会

 

論文 【 表示 / 非表示

  • 11.7 T MR Imaging Revealed Dilatation of Virchow-Robin Spaces within Hippocampus in Maternally Lipopolysaccharide-exposed Rats.,Ooi Y, Inui-Yamamoto C, Yoshioka Y, Seiyama A, Seki J,Magnetic resonance in medical sciences : MRMS : an official journal of Japan Society of Magnetic Resonance in Medicine,16(1) 54-60,2017年01月,学術論文

  • 11.7 T MR Imaging Revealed Dilatation of Virchow–Robin Spaces within Hippocampus in Maternally Lipopolysaccharide-exposed Rats. ,Ooi Y, Inui-Yamamoto C, Yoshioka Y, Seiyama Y, Seki J.,2017年01月,学術論文

  • Decreased expression of hippocampal Na⁺/Ca²⁺ exchanger isoform-1 by pentylenetetrazole kindling in mice.,「Kawanai T1, Taruta A1, Inoue A1, Watanabe R1, Ago Y1, Hashimoto H2, Hasebe S3, Ooi Y4, Takuma K3, Matsuda T5.」,Epilepsy Res. ,115:109-112,2015年09月,学術論文

  • In vivo magnetic resonance imaging at 11.7 Tesla Visualized the effects of neonatal transection of infraorbital nerve upon primary and secondary trigeminal pathways in rats.,Ooi Y*, Inui-Yamamoto C, Suzuki T, Nakadate H, Nagase Y, Seiyama A, Yoshioka Y, Seki J.,Brain Research,in press,2014年09月,学術論文

  • Infrared thermal imaging of rat somatosensory cortex with whisker stimulation,Suzuki T, Ooi Y, Seki J,J Appl Physiol.,112(7):1215-22,2012年04月,学術論文

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